仕事について その4

さあ出番だ!

人は感情で動く動物だと思う。
(バーゲンの)衝動買い、不倫、喧嘩……全ての言動は感情が動いた結果を行動に起こしたように思う。
できれば常に冷静でいたいものだと思います。
しかし、人間である以上、常に感情と隣り合わせにいるように思います。

例えば、冷静にスピーチをしている時に、母の死を聞かされたり、子供の交通事故を耳打ちされたら、それまで通りのスピーチを続けられる人はいないように思います。
スポーツでも同じで、気持ちが集中できなければいい結果は期待できません。
殴り合いのボクシングでさえ、感情的になったら負けてしまうのです。

まして思考力を駆使して行う仕事で、感情が惑わされたら決していい結果は出ません。
生きていればいいことばかりではありません。
期待しないようなことが起きることの方が多いでしょう。
その時に「チェ、ついてない」と思うか「さあ出番だ」と思うかで感情の動きは違ってきます。

同じ出来事が起きても、自分がどう感じるかで、結果が大きく違ってきます。
自分の意志で走れば体力もつきますが、嫌々やらされながら走らされても何も残りません。
「人生は心1つの置き所」と言われますが、すべての出来事に対して「さあ出番だ」「はい、喜んで」と思って生きていきたいと思います。

「ピンチはチャンス」と言われますが、ピンチと思える出来事をどこまでチャンスと受け入れられるかがその人の器の大きさの違いなんだと思います。
私自身、まだまだ修行途中ですぐに弱音を吐いてしまいますが、無理やりにでも「さあ出番だ」「はい、喜んで」と心の中で唱えるようにしています。

これが、習慣になった時には、私の人生は日々感謝と喜びに満ちたものになるのだと想像しています。
できることなら、私にはいい感情だけが存在して悪い感情を追い払えるようにしたいと思います。

全てのことは習慣にできるかどうかです。
習慣にするためには、そうなりたいと強い思いで信じてイメージし続けていくことだと思います。
「さあ出番だ」「はい、喜んで」……ピンチをチャンスに変えるいい言葉だと思います。

意見を発信する勇気

多くの人は自分の意見を発信することに消極的になります。
それは自分の意見を受け入れられなかったらどうしよう、否定されたり攻撃されたらどうしよう、と考えてしまうと自分の意見を発信できなくなってきます。

しかし、生きているということは自分の意見を持つということだと思います。
自分の意見を持つことは年齢に関係なく大切な事だと思います。
生きていくとは、自分の意見や考え方を向上させていくことだとも思います。

自分の意見を発信するという行為は、自分の持っている意見を発信することで、自分の意見をより成長させるために大切になってきます。

意見をただ自分の中で持っているだけでは、その成長が遅いですが、発信することで成長が加速されます。
自分の意見を持つということは、自己主張するというのとも少し違いますが、自分の意見を持つことで周りに安易に流されなくなってくるのだと思います。

出る杭は打たれます。
確かに出なければ打たれませんが、人は打たれることで成長していきます。
打たれてへこむか、打たれてさらに成長するかに分かれます。
誰かから否定されたり攻撃されれば、自分の意見を顧みるきっかけになります。

反省して向上できることは向上すればいいですし、反省する点がなければその攻撃をスルーしていくことも前向きに生きていくためには大切なスキルです。
打たれ弱い人は、この他人からの攻撃をスルーすることが苦手なために全ての攻撃を体ごと受け入れてしまうのだと思います。

世の中には、行動する人と批評する人に分かれます。
いつも他人を批評している人は、自分が行動しても他人が同じような批評をしてくるという恐怖から、いつまでも批評家でい続けます。
自分が何らかの行動すれば、批評される対象になります。
しかし、行動する人と批評する人の10年後を見比べればどちらになりたいかは明白です。

自分は行動する人で成長し続けたいのか、批評する人で他人の足を引っ張り続けたいのかを考えれば答えは決まっているのではないでしょうか?
後は、無用な批判や攻撃をスルーしていく考え方を身に付けていけるかどうかが大きなキーポイントなのかもしれません。

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