抜かない歯列矯正治療
矯正治療は健康な歯を抜いて2~3年の治療期間がかかるのが当たり前だと思っていました。
まずは当クリニックに寄せられた問い合わせメールをご覧下さい。
☆20歳 女性
わたしは今矯正治療中で、昨年、小臼歯の抜歯をしました。
ところが、抜歯をしてから口の中が狭くなり、舌を出していないと楽に呼吸ができなくなってしまいました。
ほかにも抜歯をしてから、以前は支えられていた身体が支えられなくなり、身体全体が重く、常にだるい状態です。
このまま治療を続けることに疑問を抱いている状態で、どうしていいのかわかりません。今からでも口の中を広げる治療はできるのでしょうか?
歯を抜く矯正治療に疑問を持ち
私自身、大学在学中には歯列矯正治療とは、小臼歯を抜いて3年近くの治療期間が必要な美容的な治療法だと習ってきました。
そして大学卒業後の数年間は、一般治療を行いながら少しずつ歯列矯正治療の勉強をしていきました。
しかし、小臼歯を抜いて歯列矯正治療を行うということが、どうしてもためらわれて、なかなか歯列矯正治療を診療に取り入れることにちゅうちょしていました。
そんな時、歯を抜かないで歯列矯正できる方法があるという事を耳にして、ある講習会に参加したのです。
それが20数年前の事です。
開業以来20数年、一貫して非抜歯矯正専門医院です
それからというもの非抜歯矯正一筋に20年以上が経過し、その間に、1人の患者様にも抜歯矯正を行っていないのが自慢です。(親知らずは除く)
100%非抜歯において歯列矯正治療を行ってきたのです。
なぜ非抜歯矯正にこだわるか
なぜ、ここまで非抜歯矯正にこだわるかといいますと、正しい噛み合わせを作る為には、小臼歯はなくてはならない歯であるという考え方と、抜歯矯正によって噛み合わせが低くなったり、顎が後方に誘導される事を防ぎたいからなのです。
なかなか素人の患者様には分かり難いテーマですが、歯列矯正治療の本来の目的は正しい噛み合わせを作ることだと考えているので、美容の目的の為に小臼歯を抜いて歯列矯正治療をすることは、どうしても納得いかなかったのです。
短期間で歯列矯正治療を終えるやり方を習得
そうやって非抜歯矯正治療を改良して行っているうちに、治療期間は1年ぐらいでワイヤー装着期間は4ヶ月から7ヶ月という短さで歯列矯正治療を終えることができるやり方を習得したのです。
その上、体調も良くなるという、いいことづくめの治療方法に完成してきたのです。
しかしあえて欠点をあげますと、表側にワイヤーを装着するためにワイヤーが目立ってしまうことと、ゴムをかけて歯を動かす期間が2ヶ月~4ヶ月ぐらいあることです。
逆に言いますと、このゴムをかける2ヶ月~4ヶ月間をがまんできる患者様にとりましては、最適な治療法の1つなのではないかと自負しています。
矯正治療をする前に読みたい小冊子をご希望の方へ
健康な歯を抜いてまで歯列矯正するのはいかがなものかとお考えの皆様
歯列矯正治療は一生に一度するかしないかの大変な治療です。
にもかかわらず、患者様は十分な知識もなく、なんとなく近所の歯科医院で治療を受けている方が殆どです。
歯列矯正治療は、治療するクリニックによって、治療方法にも大きな差が出てしまう為に、治療前には複数のクリニックで治療相談を受けてから、十分納得された上で、どのクリニックで治療するかを決めるべき治療なのです。
面倒くさがらないで、最低でも3件のクリニックで相談されるべきでしょう。
そこで、治療相談に行く際に、チェックすべきポイントを、この小冊子にまとめています。難しい歯列矯正治療の内容を、患者様レベルまで噛み砕いて分かりやすく解説しています。
「なぁんだ!歯を抜かずに矯正できるんだ!」
この小冊子の内容の一部を紹介しますと、
- 抜かない矯正治療のメリット、デメリット
- 矯正治療を開始するベストな時期とは
- 失敗しない矯正歯科医院の選び方のポイント
- 早く終わる矯正治療法とは
- 体にいい矯正治療法とは
- 治療体験談
抜かないで歯列矯正治療できるのならば、健康な歯は抜きたくない、せっかく歯列矯正したのに、元のように戻ってしまった、見た目はきれいになったけど、体調が芳しくない等、治療後に後悔しない為に、是非とも治療前に目を通していただきたく、ご希望の方に小冊子を差し上げています。